2015年10月24日

アメリカアマゾンで買えるバックギャモンボード

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 またいろいろと増えていたので追加。
 黒緑のかっこいいボードやピンクのかわいいボードもいいけれど、一部チェッカーを日本に送ってもらえるようになっているのは大きいかも。
 
 
 追記。
 ピンクのボード、買ってみましたが、写真と違いすぎ。かなり質が悪いです。
 低価格帯ではドイツのPhilos社のバックギャモンボードがおすすめ。
 
 海外からの購入は(というか、日本のネット通販でもそうだけど)、どうしてもそういうケースがありますね。良い物が安く手に入る時もあるのですが。
 
 
 
【海外からのボード購入の最新記事】
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2015年04月25日

雙六手引抄に見る盤双六のルール:出目は全部使わなければならない

 雙六手引抄は素敵です。
 現代でも通用する、昔に書かれたとは思えないすごいポジション解説を見つけられたりするのですが、時折ルールを利用したポジション解説が混ざっていたりします。

 それが次の画像。

雙六手引抄04.png

 【意訳】
 この図で四三、四ゾロを振ったら6地を開ける。(そうしたら六一を振った場合の話だけど、1地の石はヒットされないから)


雙六手引抄05.png

 【意訳】
 この図で五ゾロ、五二、五三を振ったら6地を開ける。(そうしたら六二を振った場合の話だけど、2地の石はヒットされないから)


 つまり。
 出目は全部使わなければならないというのがルールだったと思われます。


 龍谷大学図書館:雙六手引抄


 
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2015年01月25日

セネトの遊び方とフラッシュゲーム

セネト.png

 セネトのフラッシュゲームが遊べるサイトを教えていただきました。

  フラッシュゲーム:セネト


 ・1〜5までが出るサイコロを振り、どこかの駒をその数だけすすめることができます。
 ・相手の駒の上にかぶせた場合、その駒を自分がいた位置まで戻します。(バックギャモンだとヒットに相当)
 ・相手の駒が連続しているところには、自分の駒をかぶせることはできません。(バックギャモンのブロックと同じ)


 というのが基本のルール。
 あとは、模様のあるマス目に、特殊なルールがあるのですが、これはサイトを御覧ください。詳しいルールが書かれています。


 
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2015年01月12日

『盤双六の遊戯法についての一考察』で書かれた考察

 昨年末、『ゲーミング学研究』(2014年03月)に掲載された『盤双六の遊戯法についての一考察』のコピーを草場さんからいただきました。
 すぐに記事にできればよかったのですが、忙しいを言い訳に今までズルズルと伸ばしてしまいました。すみません。


 さて、その内容なのですが……。
 この『盤双六の遊戯法についての一考察』では、いわゆる「大和」(関連記事:盤双六のルール:大和)こそが日本の当時の主流なルールだったのではないか──と述べられています。


 以下、『盤双六の遊戯法についての一考察』の内容を紹介させていただきます。


■ 「大和」こそが当時遊ばれていたルールだと考える理由

【1】 『仙湖遺稿集』より

 「古法石飾」として、いわゆる「大和」の配置の図が紹介されている。
 「『双六錦嚢抄』を覧るに、其石飾りに於いて既に古代の打ちやうと異なれるを見る。」と書かれている。

 つまり、石飾り=初期配置が、「古代の打ち方」と現代とでは異なっている、と指摘されている。


【2】 16世紀に「明」で書かれた『日本考』より

 「明」の時代の中国で書かれた『日本考』に、日本での双六の石の並べ方は、5個ずつ三ケ所に並べると書かれている。(「双排馬之法各分三一路各排五馬共一十五馬。」)※1


 ※1と書かれてあるようですが、当時日本で書かれた盤双六の書には、「本双六」から最初の2ゾロを動かした図面が紹介されています。この図面はあとで紹介します。


【3】 江戸中期に書かれた『和漢文操』の記述

 「人もあらしもやまとなるすころくの音聞こゆれは」という文の「やまと」に注釈があり、「大和トハ双六ノ石立ナリ。本双六ハ三所ノ間ニ石ヲ五ツ立置キテ十五ノ石ノ早ク入リタル方ヲ勝チトス。大和ハ敵陣ノ一地ニ石ヲ二ツ残シ、其三ヲ我陣ノ外五地ニ立テ、敵ノ六先ヲ留ントシ我陣ノ五地ヲ作ラントス。」と書かれている。

 つまり、『和漢文操』では、今現在知られている「本双六」と「大和」のルールが逆と書かれている。(著者が勘違いした可能性もある、と『盤双六の遊戯法についての一考察』では述べられています)


【4】 『双六手引書并裁物覚』の第一図が「大和」からのゾロ2

図01.jpg

 『双六手引書并裁物覚』の第一図が、「大和」からのムーブになっている。


【5】 『若衆双六遊び図』より
若衆双六遊び図.png
東京国立博物館:若衆双六遊び図

 東京国立博物館に所蔵されている『若衆双六遊び図』(1716-36頃)には、ベアリングオフをしているらしい状況が描かれている。本双六にはベアリングオフはなく、大和にはある以上、これは大和である。 ※2

 なお、この図は盤双六の他の遊び方──「おりは」ではない。
 「おりは」のルールでは、内三地に3つ石を置くことはない。


 ※2 先日書いた記事ですが、当時の本双六にはベアリングオフがあったことがわかりました。なので、この部分は違っていそうです。


 ──以上より、日本で遊ばれていたルールは「大和」だったのでは、と考察されています。


■ 『盤双六の遊戯法についての一考察』を読んだ上での管理人の考え

【A】 概論

 ものすごく素敵な考察でした。
 一般的に言われている「本双六」のルールは、実は違っていたのではないか……。
 こういう大胆な発想は素晴らしいとしか言いようがありません。深く考えないままに、それまで言われている説を踏襲してしまうのが普通ですし。


 では本当に、日本の盤双六は「大和」ルールが中心だったのか……ですが、これは反証が存在します。
 先に少し触れましたが、1679年に書かれた「雙陸手引抄」の図面の初手のゾロ2が、「本双六」の初期配置からのムーブなのです。

雙陸手引抄06.png
 (「雙陸手引抄」の6ページ)

 ただし、「雙陸手引抄」が書かれたのは1679年。
 日本に入ってきた当時、あるいは平安時代のルールは「大和」こそが普通のルールだった……という説には矛盾しません。
 また、時代による区分ではなく地方による区分──つまりある地方では「大和」が、ある地方では「本双六」が遊ばれていたという可能性もあります。(関東と関西だけでなく、各地方でいろいろな文化があるのは当然です。中国とよく情報交換していた場所では「大和」こそが普通のルールだった……という可能性もあります)


【B】 結局、「本双六」と「大和」、どちらを中心に遊ばれていたのか?

 正直、わかりません。
 個人的には、両方共に遊ばれていたんじゃないかと思います。
 現世界でもバックギャモンボードを使った様々な遊びが、世界各地で遊ばれていますし。(時々誤解されるのですが、バックギャモンとして知られるルールは、あくまで日本と欧米を中心に流行しているルールでしかありません。トランプにたくさんの遊び方があるように、バックギャモンボードを使った遊びはたくさんあるのです)


【C】 盤双六の書にバックゲームが多いのは、「大和」も遊ばれていたからでは?

 盤双六の書にはバックゲームのポジション解説が妙に多くでてきます。
 当時「大和」も遊ばれていたと仮定するなら、納得できます。「大和」はバックマンが5枚もあるため、最初からバックゲーム合戦になります。解説ではそれらの図面が増えるのは当然と言えます。

 踏み込んで述べるなら、「大和」は「ナックギャモン」ルールのように、上級者が好んで遊んだルールではないかと推測しています。正直、バックゲームは難しいですし。
 上級者が、「じゃあ今度は「大和」で遊ぼうよ」的なことを言って初心者相手にバックゲームに持ち込んでお金を巻き上げるとかしていたんじゃないかと……。


 
posted by 六郎 at 15:11 | Comment(0) | 遊び方についての研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2014年12月03日

『双六書』・その5

一 おくれのあひしらい事敵おくれを打とてはを出さハ先散に取へし其後本のまゝふたいハ重六のきおひをもつてあひしらふてうたは打ぬかるゝ事なし其打様ニ敵をハ散々ニ取へし扨敵の石をこめて後ニ我か前のニ地三地四地うちよからむとすへし先六地五地なとを作ぬれハ重而石の下て打にくきなり縦重一打たり共すへからす片一斗内たてへし我一も石つよくを其手ニあらせん故也さて敵の石の六と出る所ニ我石を打向て敵にとられ返し返しすれハしせんと敵の石くたる也敵の石つからかして後我前のうちの五地四地外の六地なとをたて敵とらすハ引て合すへし少のおくれたり共かゝりたによくハ必勝也敵とらハ幾度も石を返すへし敵の前一地ニ地四地ハ上一地ニ地三地は中二五地は下是を取て六地若ハ五地ヲ取ておりはを取りて勝へし敵の石六七時やうに随て我石をわりて敵のはをとく出すやうニやるへしよくよくみはからふへしわろき石をハ兼而よりたゝ二ニなして置へしおほくかさねぬれハわられさる也何おくれお打とも敵わろくあいしらい候ハきおひとならむおもいをなすへし敵打ぬきになる也但三のおくれをハなすへし故ハおくれハ三番ニ一番勝也一ハ七番ニ一番勝と云也



 この項目長い……。

 「扨」は「さて」。
 「随て」は「したがって」。
 「兼而」は「かねて」。
 「但」は「ただし」

 「おくれ」のことが書いてあるようなんだけれど、内容がわからない……。


一 けにきおひと打ハ両方より懸出ていくさをするニことならす是ハはせ引のいくさと云也はせ引のいくさのことく敵の石のよくふまえたる所を我石ヲ仕て六共五共入様にして出してからくりて作て勝へし心みしかくして人におくれうたれてハ負也ともかくもせられぬおくれの事一色の石をみなとらんとすへし我にも手石あまた取ぬれハ其間ニ入ておくるゝ事あるへし



 「懸出て」は「かけ出て」……?
 「いくさをするニ」の「いくさ」とは何?
 「はせ引のいくさ」って何? いくさが戦術だとしたら、「懸出ていくさをする」がランニングゲームで、「はせ引のいくさ」がバックゲームとか?


一 我きおいてきる事敵の前には有て石ニ合目すくなくハきるへしはなけれハ四地五地あきたらハ切へし只きれハ番ことにあるへしとくきれははも何たらす縦さいわろくてはをあてたらハおりて打ぬきて又敵の前も目ことにはハあたりぬれ共取て合目不可有さいにまかせてうてハ若ハてうを打事も有惣而切へき所をきらされハわるき手にてあらすとも番のうちにてうの目不来



 「只」は「ただ」。
 「若」は「若し」で「もし」……?
 今までもよく出てきたけれど「きる」とか「切る」は、盤双六用語で「ヒットする」の意味。
 

 「切へき所をきらされハわるき手にてあらすとも番のうちにてうの目不来」は、「ヒットすべき所をヒットしないでいると、悪手でなくても、次の番でいい目が出ない」って書かれているっぽい。「てうの目」の意味がわからず適当に訳しているので、実は違うかもしれないけれど。


一 双六を各めきおひとうたハはんハ切れ切れニさかりてハさいにまかせよおくれとみてハ石をとゝめよ留られすハくりこして是よくよく心得へし



一 双六ニ秘密口伝下 一夫双六打時無心之思ひ有雖然せんを取ていわハ打時いくさにかた取我きおひて打時ハ我家を出て敵の陣所によすると思ふへし又我おくれを打時ハ要害をかまへて敵ヲ待と思ふへしおくれニは多クとりたらハよする敵をしたかへて又敵のたてへよする思ひをなしてきおいと打へし我おくれてはをあまたとられてあらハ我一せいの皆みたれ思ひをなすへし弥々ちやうくわくを兼て入敵ハ多せいふせいニよるへしおくれをハ無勢きおいをハ多せいにたとへ物也陣にハこもらすして懸出て多せいニ懸合散々たかくのことしおくれ見案して地をきおひとうたんともかわれまくる是にたかはぬなりおくれヲきおいとうたんとすれハ敵は高目を打我ハ小目打又ハ敵ハてうを打事たかわすうたかいなしたとへハ有とも必はをはつすへし



一 小おくれ大おくれ地を取ニおくれたらハ一地三地斗をもとるへし重一おくれたれハ四一一ニかけハはの有也敵のなる事有へしはの出るをくミとめされハすかわれてまくる也



一 我きおいと打共敵の前三地にても四地にても我か石一つを置くへし鬼石とハ是也我石可渡かゝりになりたらハ鬼石をとくにけへしてき一からめニせられしのために鬼石を敵の前ニ無相作へし



一 我かおくれたれとも負はんはもある間敷かゝりならハとてもはをたのミて引おしへしおうハ三利と云り若やと敵のはを待とも敵きおいにこそはも不出しへたけてやかて出んおもひをなして片おくれニ打やふれてうより合て打ものにて勝負をするニことならす我おくれを打時敵に置ぬかれてきおいにもなくおくれにもなくまくる事あるへし我打ぬかされさるやうニよくすへきおもひをなすへし我よくなりぬる地を無相はなれてさす事なかれ見はからふへし五一四一をハ字をわりてかけ六地の石をさかるへしかた六とかけは五地のはあたらす四一ニ入五一ニかけてハかきめなきなり




■ まとめ

 これで『双六書』の翻刻を全部写し終えた。
 当時の盤双六の戦術が書かれているようなので、すごく面白いし、貴重な資料なんだろうけれど、古文の知識が少ないので、意味を完全に誤解して捉えているところもあるんだろうなあ……と思ったりも。

 資料を送ってくださった草場純さんに感謝です。


 
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2014年12月02日

大阪府立中之島図書館で「描かれた盤雙六 バックギャモン以前の日本雙六史」

 開催日時:平成26年12月1日(月曜日)〜平成26年12月27日(土曜日)
 内容:「ふりだしから進んで、あがりで終わる「絵すごろく(双六)」とは違い、シンプルな盤の上で駒を進めていく「盤すごろく(雙六)」。紀元前二六〇〇年頃の中東で遊戯盤が使われていたことが分かっています。やがて日本に伝わり、正倉院宝物として現存しているほか、あまりにも流行したため法律で禁止されることになります。これら数々の絵巻や史料に描かれた「盤雙六」のある風景を複製絵巻を中心に展示いたします。」


 大阪府立中之島図書館の2階大阪資料・古典籍室1ほかで展示とのこと。
 これは行かなきゃ。


 サイト:第123回大阪資料・古典籍室小展示「描かれた盤雙六 バックギャモン以前の日本雙六史」


 
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